理系作業療法士のブログ

作業療法をもっとロジカルで分かりやすいものに。

スポンサーリンク

IoTの進化によって理学療法・作業療法は進化する【IoT】

f:id:zenryu:20171024190811p:plain

IoT(Internet of Things)(モノのインターネット)をご存知でしょうか?

病院での使用は研究段階ですが、”Moff”という面白いサービスが開発されています。

IoTやデータの活用について書いてみました。

IoTとは

モノのインターネット(Internet of Things, IoT)とは、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。それによる社会の実現も指す。「物のインターネット」と表記された例もある。現在の市場価値は800億ドルと予測されている。

 (Wikipedia フリー百科事典より)

デバイスの進化に伴ってモノからデータを共有するサービスは

今後もっともっと増えていくと思われます。

例えば、Fitbitでは心拍数や活動量の計測し、

 iPhoneなどスマートフォンでデータの管理を行うことができます。

データの管理が容易になれば

リハビリはもっと簡単に便利になっていきます。

今回着目した「Moff」

三菱総合研究所(MRI)との共同研究で病院での使用を実証実験をされているようです。

使い方はFitbitのようにウェアラブルバンドを上肢・下肢に巻いてトラック(追跡)して、

そのデータをPC(スマートフォンにも?)で分析・管理することができるようです。

TUGの測定や作業療法での上肢運動を追跡できるようなので、

完成すれば非常に便利です。 

japan.cnet.com

Moff様の公式サイトはこちら。

jp.moff.mobi

リハビリでのIoTの意義 

  1. 正確なデータを取れる
  2. ビッグデータの扱いが容易になる
  3. データを取ることが容易になる

この3つが大きな意義です。

リハビリにおける評価は主観による曖昧なものがほとんどです

関節可動域(ROM)を測定する際にはゴニオメーターを使い、

徒手筋力テスト(MMT)は文字通り徒手で検査をしています。

これは信頼できるでしょうか?

人間が行う評価はミスが頻発します。

検査を慎重に行えばいいとか、そういった話でもありません。

脳は勘違いをおこしやすいもので、人間はミスをするものです。

 

そもそもMMTは評価と呼んで良いのかどうかすら怪しいです。

例えば、患者さんが力士の方で検査者が小柄な女性であった場合、

怪我をしていても「MMT5」になる可能性は高いと思いませんか?

それにこれ、患者役と検査者が入れ替わった場合どうなるでしょう。

小柄な女性の全力の筋力は、検査者の力士の方の力に抗することができるでしょうか?

 

最近はスポーツでもビデオ判定が増えています。

野球やバレーボールなんかはビデオ判定を早くから取り入れていますし、

意外と?保守的だったサッカーでも導入が進んでいます。

www.nikkei.com

 

結果を出すためにはデータが必要

データ分析をうまく使用することは、結果を出すためには不可欠です。

2003年から野球の本場・メジャーリーグではデータ分析を取り入れたチームが猛威を振るっています。

野球界では保守的なコーチ・監督が多かったようですが、

強いチーム・ITリテラシーの高いチームは2年程度かけて取り入れて結果を残し、

弱いチームも20年近い年月をかけて取り入れて結果を残しています。

日本でも「トラックマン」というビデオ解析マシンを導入しているチームが増えています。

最初はソフトバンクホークスだけでしたが、今は2球団を除いて導入されているようです。

投球の回転数や打球の角度など、細かいところまで解析できます。

 

techon.nikkeibp.co.jp

リハビリでは、解析を行えるものがありませんでした。

Moffなどでこの役割を担ってもらえると、最初は広まらないかもしれませんが

20年程度かけてリハビリが進化すると思います。

 

 

作業療法士も、統計学やITの勉強をする事、ITリテラシーを高めることが患者さんのためになります。

短期的には手技や理論を学ぶのがおすすめですが、長期的に見ればそれだけでは不十分だし、何より古くなって行きます。

私は統計学とPython3の勉強をしています。

ビッグデータを使うにはどちらも必要だと思います。まあこれはあくまで趣味ですがw

 

まとめ

IT・テクノロジーをうまく取り入れることは結果を出す=患者さんのためになると思います。うまく活用していきたいと思います。

 

※正確な情報の発信に努めていますが、開発段階のものもあり間違っている場合がございます。各自での確認をお願いいたします。